街なかかわらばん佐賀

佐賀の街なかに古くから残る「蔵」の中で和食を堪能【千鳥】

2021年5月14日


一階のカウンター席は隣の席と仕切りを設け、しっかりとコロナ対策。 個室があるのも嬉しい

一階のカウンター席は隣の席と仕切りを設け、しっかりとコロナ対策。 個室があるのも嬉しい

創業14年目、白山から唐人町に移転して4年目となる「千鳥」。野菜や魚介類など、旬の食材を使った天ぷらを中心に、和をベースにしたお料理をコースでいただける名店の一つです。この店が入居している建物は、その昔は「蔵」として使われていた建物。千鳥が入居する前は牛津の老舗旗店が営業されていましたが、その後千鳥さんが移転オープンする際に、当時の蔵の良さを残したまま飲食向けに大きく改修されました。
 
建物に一歩足を踏み入れると「ミシっ」と音が鳴り、早速その古さを実感できます。建物は3階建てで、1、2階が営業フロア。1階はカウンター席のみでオープンキッチンになっています。そして奥の中庭では、暖かみのある照明が上品に植えられた植栽を照らしています。その後2階へ向かおうとすると、眼前には昔ながらの急な階段。もちろんここでも「ミシっ」。古民家の味わい深さを感じます。2階は3名から使える個室が用意されていて、プライベート空間が広がっています。コロナ対策として、1階、2階どちらのフロアも密にならないように間隔を空けたり、受け入れるお客さんの数を制限したりと工夫されているようです。
 
こんな素敵なお店を切り盛りするのは、オーナーの平川さん。仕事をする際に大事にしているのは何?という問いに対しては「また来ていただけるように、丁寧な仕事をすること」というシンプルな答えでした。このご時世だからというわけではなく、昔から清掃は細かいところまで意識しているということ、そして部屋や服に油のにおいが残らないように換気を徹底するという心遣いは特に気になりました。こんな千鳥、肝心の料理ですが、コース料理はすべてお任せで、6,600円、8,800円、11,000円の3コース。コロナ対策もしっかりされてあるので、ちょっと贅沢したい日に是非利用したいものですね。
 

▲幻想的な外観
 

▲一階奥の中庭にある植栽
 

▲小鉢の一例
 
[INFORMATION]
千鳥
☎︎0952-26-2050
●佐賀市唐人2丁目2-10
●営業時間/18:00~23:00(OS 22:00)
●定休日/不定
●駐車場/なし
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、記載の営業時間や定休日が変動している場合があります。
 

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市民ライタープロフィール

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氏名:庄野 雄輔

街なかの愛の伝道師&街なかかわらばん佐賀の編集長

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