街なかかわらばん佐賀

老舗は長くこれからも~特にココロに残った取材先特集~

2021年3月13日


紙面の編集をしながら記事のライティングを続けて今回で48号目。その中から今回は「長く続き、これからも続いて欲しい老舗」という切り口で選んでみました。
 
まずは呉服元町にある老舗餡屋の丸屋商事です。ここの一日の始まりは早朝4時。豆を炊く工程から絞りの工程、そして練り餡の場合は砂糖を加えて練る工程が続きます。中では豆を大きな釜で炊いてらっしゃったのが印象的でした。これからも佐賀の菓子文化を陰で支える存在として、今日もまた明け方の薄暗い呉服元町に、店の灯りが照り続けます。

▲味がある木の外観(丸屋商事)

▲「呉服元町産」のあんこはいかがでしょう?(丸屋商事)

 
そして次は県庁通り界隈にある「旅館あけぼの」で年に数回行われている「あけぼの寄席」。「うちが寄席をはじめたのは、佐賀にいても本格的な芸能を楽しんでほしいという思いから。文化活動なんですよ」と話す代表の音成さん。寄席文化は対面での交流、コミュニケーションが醍醐味です。今のコロナ禍の中でいかにして古典芸能を続けていくか、音成さんの試行錯誤が続きます。街なかの文化の灯りは大事にしていきたいもんです。


▲「あけぼの寄席」は街なかの文化(旅館あけぼの)
 
次は佐賀銀行本店北側の飲食街にある「下々味」。いわゆる街の食堂です。「常連さんが多いから味は変えられないです。出して恥ずかしくなるような食材は使いません」という言葉が印象的だった店主森永さん。その言葉通り味はどのメニューを注文しても抜群で、ボリュームもたっぷりです。


▲ボリュームたっぷりのメニューばかり(下々味)
 
最後は「佐賀玉屋」。「ちょっと食材にこだわりたいとき」や「特別な日」のためによく使っていますが、庶民である私は月一回の「店休日前日の玉ちか」も大好きです。普段はなかなか手がでない「ちょっといい食材」も、モノによってはいつもよりリーズナブルに。新鮮な鮮魚や野菜、ちょっと高級な調味料や乳製品、佐賀牛など。取材時は鮮魚売場にずらりと並ぶ玄海や有明海の海産物が特に印象的でした。

▲みずみずしい魚介類が並びます(佐賀玉屋)
 
 
[INFORMATION]
丸屋商事
☎0952-23-3417
佐賀市呉服元町10-9

 
[INFORMATION]
旅館あけぼの
☎0952-24-8181
佐賀市中の小路3-10

 
[INFORMATION]
昼定食 下々味
☎0952-22-3339
佐賀市駅南本町4-25

 
[INFORMATION]
佐賀玉屋
☎0952-24-1151
佐賀市中の小路2-5

 

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市民ライタープロフィール

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氏名:庄野 雄輔

街なかの愛の伝道師&街なかかわらばん佐賀の編集長

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