街なかかわらばん佐賀

ものづくりの足音

2015年11月24日


毎日愛用しているアンティークミシンは、だんなさんからのプレゼント

毎日愛用しているアンティークミシンは、だんなさんからのプレゼント

ザ サガンから東に向かってすぐの場所に位置します。

ザ サガンから東に向かってすぐの場所に位置します。

「ガタン、ゴトン、ドドド・・・」

 

佐賀の街なかに聞き慣れない音が加わりました。

 

いや音というか響き、空気に近いもの。

 

新旧が入り交じったような、どことなく温もりもある”音”。その音の出所を辿ると、毎日高校生や親子連れが行き交う、通称『フランス通り』から一歩入った場所に行き着きます。そこにあるのは子どもをあやしながら、アンティークミシンで革製品を製作する1人の女性の姿。部屋の中を除くとリュックやトートバッグ、財布、キーケース、アクセサリーなど、革製品を中心とした服飾雑貨が所狭しと並んでいます。ここは2015年秋に佐賀市呉服元町にオープンした革製品の工房兼ショップ。オーナーは福岡県出身の女性革製品作家、末田愛子さん。彼女はこの呉服元町で定期的に開催されている『オープンシャッタープロジェクト~ひなのみせ~』をきっかけとして、この街に根を下ろしました。偶然にも店の向かいには、足のことを熟知した佐賀市の老舗靴店。しかも同じ皮革。そして角を曲がってすぐには、重厚感のある機械を備えたTシャツプリントショップ、そして3Dプリンターやレーザーカッターを使用して誰でも気軽にものづくりを楽しめる工房があります。あと老舗靴店の店主も卓越した靴と足の知識とアドバイス力により、ある意味職人といえるかも。ひょっとするとこのエリアでは、現在「ものづくり」が「ものづくり」を引き寄せる流れが生じているのかもしれません。実は最近の佐賀の街を歩いていると、徐々にエリアとして個性が、まとまりが出てきている場所がいくつか顕在化してきていますが、ここ呉服元町もそのうちの一つといえます。

 

そもそもなぜ革製品を作り始めたんですか?との問いに、『両親がものづくりやデザイン、服に仕事や趣味で関わってきたからかもしれません』と答える末田さん。店舗自体はまだオープンして間もないのですが、製品一つ一つ丹精込めて、使い手の顔を浮かべながら、想いを込めて製作されています。そしてそれを隣でじーっと眺める“ハル”くん。愛する息子。

 

『仕事をしながら、子どものことを見てあげられるライフスタイルを考えたら、ショップを出すという結論になりました』

 

と語る末田さん。子育てを頑張りながらの彼女の『ものづくり』は。ここ呉服元町でこれからも続きます。

【庄野雄輔】

 

 

〔INFORMATION〕

handmade shop ruha(ルハ)

☎050-3735-8744

●佐賀市呉服元町8-7(ツルヤシューズ前)

●営業時間/10:00~18:00

●定休日/月曜、第2、4日曜

●駐車場/なし

(オーダー2,000円~、オーダー以外480円~)。

 

 

 

 

 

 

 

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市民ライタープロフィール

庄野 雄輔

氏名:庄野 雄輔

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