街なかかわらばん佐賀

街なかおそとリビング計画

2015年12月25日


モバイルハウスのイメージ

モバイルハウスのイメージ

初めての?インパクト体験

初めての?インパクト体験

プロの的確なアドバイスを受けながら作業

プロの的確なアドバイスを受けながら作業

佐賀市呉服元町のシンボルの一つ『656広場』。

歴史を遡ると、元々『協和銀行』という銀行がこの辺りで営業していたそうです。その後この界隈は商店街全盛の時代を経て一度はかなり寂れたあと、現在はゆったりと心地よい空気が流れる街へ変わりつつあります。また近くにわいわいコンテナが作られたことで親子連れが増え、Tシャツの工房兼店舗や皮革製品の工房など個性的な店も登場し、学生のシェアハウスもあります。そんな呉服元町の中心に位置する656広場は、普段はイベント会場やお子さんの遊び場になっています。

 

“656広場が着々と変身中”

 

このたび佐賀の若手建築士の提案で、もっと誰もがくつろげて気軽に使える広場へ変えていこうという計画、その名も「街なかおそとリビング計画」が進行しています。今までは壁や柱、天井など全体が無機質な空間でしたが、ステージ周りが温かみのある木の空間へ変わったり、広場内にモバイルハウスやコンパクトに収納できるイステーブルを設置したり、植栽が置かれたり・・・。また先日モバイルハウスとテーブル・イスは市民と一緒にワークショップで製作され、小さいお子さんもインパクトドライバーを使い、果敢にチャレンジ。ペンキ塗りももちろん。合計3台のモバイルハウスは音響専用、ミニキッチン、休憩用など用途ごとに分けられ、気軽に楽しく使える仕様になります。656広場の使い方の幅がぐーんと広がりそうですね。あと無料Wi-fiスポットも設置されるようです。

 

 『自分で作ると、広場に愛着がわくはず。大切に気軽に使ってほしい』

 

このプランを企画した建築士の川崎さんはそう語ります。今までの広場はどこか雑然としていて、汚れも目立ち快適でない面もありました。ただ市民が一緒になって広場を作り上げていくことで、みんなで大切にできる快適な空間になれば・・・という作り手の想いが詰まっています。もちろん公共施設なので、利用に当たっての決まりごとはあるはず。でもそれってある意味、マナーの問題。それを守りながらもっと気軽に楽しい空間になればいいですよね! 工事はあと少しで終了するようですが、正式なお披露目は2月の予定です。

【編集長 庄野雄輔】

完成イメージ

▲完成イメージ(実物は若干異なる場合があります)

 

ワークショップの動画は下の画像をクリック

workshop

 

〔INFORMATION〕

(広場の利用に関する問い合わせ先、申込先)

まちづくり機構ユマニテさが

0952-22-7340

※656広場指定管理者

 

(企画・設計)

川崎建築都市研究所

 

 

 

 

 

 

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