街なかかわらばん佐賀

街なかで自分らしく暮らす人⑬(団体編)

2018年1月16日


真柳 直樹さん
日本バーテンダー協会
九州統括本部
佐賀支部 支部長
 
藤家 智之さん
日本バーテンダー協会
九州統括本部
佐賀支部 事業部長
 
 
街で裾野を広げていく活動が大事
 
 

バーテンダー協会では今までお酒に関する様々な取り組みをしてきました。ずっと昔は宴会場やホテルでのカクテルパーティ等が主でしたが、ここ数年は屋外でのイベント開催が中心です。昨年10月から11月の一か月間で開催したものが四回目で、そのときは、スタートの日に656広場で「さがんビアフェスト」、そして最終日に柳町で「佐賀 酒の祭典」、そしてその間の一か月は協会加盟店の一部で「SAGAN COCKTAIL WALK」という企画を実施しました。普通、他県でお酒のイベントと言えば、大手企業が参画した予算規模が大きいものが多いのですが、佐賀はマーケットサイズが小さいこともあってなかなかそうはいきません。そこで、ならば自前でやってみよう!ということで、お店主体でやっています。
 
イベントの楽しさを作り出す上で意識していることは、できるだけお客さんの視点で企画を考えるということ。下手すると主催者の自己満足やマニアックに走りすぎになる傾向があり、実際自分たちも最初のオクトーバーフェストでは本物志向を目指しすぎていました。そのときお客様から「これってどうなの?」という声もちらほら。そういった経緯もあり、なるべくお客様視点を大事にするようにしています。
 
昨年のイベントは、一か月間で多くの企画を期間中に入れこみました。来ていただいた方には喜んでもらえたと思いますし、出店者も完売したので、成功したとは思います。しかし自分たちが来てほしかった層に十分伝えたいことが伝わっておらず、来場者数が思っていたほどではなかった反省は残りました。逆に良かった点は、異業種とのコラボです。例えばお茶の先生と一緒に、本格的なお茶が入ったカクテルを一緒に準備し、お客さんから満足の声を結構いただきました。また出店するお店を外から連れてくるんじゃなくて、会場周辺のお店を使ってもらうことを意識しました。イベントがお店の邪魔をしてはいけないと思うし、そんなことを続けると協力もしていただけなくなります。「あいどんの来たら、街のちょっとはようなるね」と思ってもらえたらいいかなと。
 
いろいろな取組みを通して、街とお酒に興味を持つ人が増えてくれればいいなと思います。自分達の時代と違うのは、今の若い人はあまり飲まない。昔は、バーでちょっと背伸びしてみようとか、格好つけようという人が多かったのですが、今はそういう風潮が少なくなりました。飲み方の文化も変わってきたんだなあと思います。でも街で商売をさせてもらっている以上は、裾野をひろげていく活動をやっていかなきゃいけない。確かに今はコンビニでもそこそこの美味しいお酒が飲める時代ですが、飲むだけでなく、高いお金を出してでも街なかに出てきてもらって飲んでもらうようにしないと。私たちは飲む時間、空間を売る、付加価値産業なんです。
 
協会に若い店主の加盟も増えてきたことですし、今後は若いもんにどんどん任せていきたいと思います。1店舗だけじゃできないことが、バーテンダー協会という組織や看板があるからこそ多くの人が協力してくれますし、よりお酒の楽しみ方を伝えていけるのかなとも思います。加盟店にもイベントを通して何かしら得てほしい、じゃないと続かないと思うから。大事なのはまずはお客様、そして加盟店なんです。もちろん、これからもいろんな意味でプラスのものを取り組みの中に散りばめていきたいと思います。それぞれに人脈があるのでみんなで集まれば力になる。結果として面白いなあって賛同してくれる人が増えてくれたらいいなと思いますし、それが街の活性化に繋がればと思っています。
【ライター 庄野 雄輔】

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