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街なかで自分らしく暮らす人⑫(川松 範子さん・祐子さん)

2017年11月15日


川松 範子さん
川松 祐子さん

佐賀ん町屋ば甦らす会 会員
料庵川松 店主
 
 
新馬場通りの魅力を少しずつ発掘、発信。話題が尽きない通りなんです!
 
 
佐賀市松原、新馬場通りにある旧井徳屋旅館を解体の危機から救おうと、「佐賀ん町屋ば甦らす会」は2005年に結成されました。この通りで質屋の「新古賀」を祖母の代から60年営んでいる私たちは、会の結成当時から通りの活性化に取り組んできました。
 
そんな中、2006年新馬場通りの華ともいえる老舗の松川屋さんが店を閉められました。寂しくなってしまうと思っていたところ、いろいろな偶然が重なって、通りの古い町屋を大改修し、お気軽本格和食の店「料庵川松」を出すことになりました。2007年のことです。飲食店は未経験の私たち姉妹でしたが、少しでも通りの活性化に役立てばと思ったからです。佐賀は恵比須で街おこしが盛んなので、鯛のお刺身付きミニ懐石風「えびす御膳」を看板メニューにしています。
 
新馬場通りは、昔は人をかき分けて歩かなければならないほど賑やかだったそうです。料庵川松に来られるお客様の話を伺ううちに、この通りがどれだけ多くの人達に愛されてきたのかが分かってきました。新馬場通りは松原神社参道なので、パワースポットだからでしょうか、私たちにとって奇跡のようなことが起こっています。例えば甦らす会の会員たちも、次々に空店舗に店を出しました。2008年に「井徳屋」の名前を引き継いだ自然食品の店、2012年には、ライブハウス「夢楽人」がオープンし、旧井徳屋旅館は、甦らす会の拠点となる「新馬場会処」として甦りました。そして4年前から毎月第4日曜日に朝市も開催しています。
 
さらに今年は、藩祖直茂公(日峯さん)没400年にあたり、去る4月9日に甦らす会主催で400年祭を新馬場通りで行いました。その時、まさに同じ場所で直正公(閑叟公)が挙行された「直茂公没250年祭」の絵図を拡大してお披露目しました。その祭礼の図には、新馬場通りの脇参道にいろいろな町の櫓や大きな山車が描かれていて、当時の熱気が伝わってくるようでした。実は私たちは、新馬場通りに合う音色は三味線だよねと、数年前から三味線を始めていて、その400年祭で弾かせて頂きました。そして5月30日に、なんと幕末の新馬場通りの写真が発見されたという新聞記事が出ました。その時代の屋外の写真はとても希少だそうで、本当にびっくりしました。そこには250年祭での三味線隊の写真も掲載されており、やはりこの通りには三味線が似合うのだと嬉しくなりました。いつか三味線隊が再現できたらと思います。
 
甦らす会は、えびすFMで開局当時から毎月第1火曜日に新馬場情報満載の「それゆけ!新馬場」という番組を持たせて頂いています。この11月で77回目を迎えますが、新馬場通りだけで話題が尽きないのも不思議です。11月中には、松川屋さんに新しく和風カフェ「あやとり」さんが入られるということで、これからが楽しみです。おかげさまで料庵川松も今年で10周年、街は生き物だということをつくづく感じています。
 
 
[INFORMATION]
料庵川松
☎0952-27-3268
●佐賀市松原3丁目3-31
 
[団体プロフィール]
佐賀ん町屋ば甦らす会
佐賀ん町屋ば甦らす会は、松原神社の参道である新馬場通りを中心に佐賀の街を元気にしようと町おこしを目的に平成17年(2005)に結成されました。今までに、鍋島家ゆかりの注連縄作りや松原神社参道標柱の建立、新馬場まつり、朝市、コンサートなどいろいろな行事を開催。今後も様々な活動で輪を広げようと奮闘中。

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