街なかかわらばん佐賀

【エッセイ】子どものために「素材」を 大事にしたおやつを…

2023年3月14日


※写真はイメージです

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子どもに与えるものはできる限りの手づくりを心がけたい。わかってはいるけれど多忙な毎日ではなかなか難しく、市販のお菓子についつい頼りがち。そして、毎日作るごはんならともかく、お菓子作りは得意不得意もあります。
 
私は、お菓子は手づくりも市販も子どものために「素材そのものを大事にしたい」派です。ひとことに素材と言っても、お菓子になるとその形は変化してしまいます。市販のお菓子においては、膨大な原材料を眺めていると迷子になりそうなので、素材の形が残っているかどうかで見極めるのも手段のひとつです。例えば、ゴマがそのまままぶしてあるものか、レーズンが入っているか、ポテトチップスは遠慮したいけれど芋けんぴなら歓迎など。このように、私は素材がそのまま入っていそうなものを選ぶことにしています。
 
そういう思考回路でいたら、手作りのおやつのレシピをインターネットで検索していても、直感が働いて普通のパウンドケーキにバナナを混ぜてみたり、クッキーにレモンの皮を練り込んでみたり。結果的に、季節の果物も取り入れながら子どもと一緒にお菓子作りを楽しめるようにもなりました。ただ、作る時間さえも取れない時は、りんごを切ったり、さつまいもを電子レンジでチンしたりするだけでもブラボー! と思うのです。素材を使ったおやつは、満腹感が得られる割に、消化が早いように感じます。手作りのお菓子は、できる範囲で楽しみたいものです。
 
でも、「いつも手づくりするのはしんどいなあ」と感じることはあると思います。そんな時は街なかのおしゃれなスイーツを、たまには自分にも子どもにもご褒美として買って日常の活路を開いてゆくのはいかがでしょう? 今回の特集はそんな時にきっと役に立つはずです。

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市民ライタープロフィール

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氏名:大坪 美和

レトロ好き転勤族

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