街なかかわらばん佐賀

佐賀の街なかで自分らしく暮らす人㊱(yokoさん)

2022年3月14日


yokoさん

yokoさん

レッスン風景の一コマ

レッスン風景の一コマ

yokoさん
ザハラベリーダンススタジオ 代表

若い方からシニアの方まで、女性が長く続けられるダンス

 
佐賀市白山アーケード内のスタジオや佐賀新聞文化センター(エスプラッツ3F)を講座会場として、ベリーダンス教室を主宰しているyokoさん。栄のくにまつりやエスプラッツ誕生祭等でのイベント出演、お店でのショーなど、佐賀で長く活動されてらっしゃいます。今回はベリーダンスの魅力や今までの活動の振り返り、コロナ禍での教室運営等についてお話を伺いました。
 
 
― ベリーダンスを始めることになったきっかけ

ダンスは高校時代にダンス部の助っ人をしたり、大学の学祭でHIPHOPを踊ったりした経験はありましたが、実際にベリーダンスを始めたのは社会人になってから。運動不足を理由にスポーツジムとベリーの教室通いをスタートしました。どうしてベリーを選んだのかというと、教室を見学したときに20代前半から30代後半くらいまでの同世代の生徒さんが多かったという、ただそれだけの理由です。

 
― ご自身で教室を開くことになったきっかけ

2006年から2007年頃に福岡県でベリーダンスの大ブームが起こり、インストラクターが足りないという状況になったんです。その頃佐賀で教えていただいていた先生は久留米の方だったんですが「佐賀にもインストラクターをできそうな子がいる!」という話になったらしく、私に声がかかって週に一回のペースで天神まで教えにいくことになりました。そしてその後三年間は天神と久留米の教室で教えるようになり、それからほどなくして久留米の先生から「佐賀のクラスはあなたがやりなさい」と言われ佐賀も任せられることに。最終的には天神と久留米と佐賀、週に三回のクラスを持ちながら、スポーツジムも行ってOLもやっていました。あの頃は結構ハードでしたね…。そんな状況だったので、勤めていた会社とも話をして、本格的にダンスの道を選んだんです。2011年の1月から、正式に講師としてレッスンを始めました。
 
最初は呉服元町のシューズツルヤさんの上のフロアをお借りして、週に1、2回教えていました。そしてエスプラッツにある佐賀新聞文化センターさんの教室、白山にあったOHANAさん(フラダンススタジオ)でも活動。そして今は文化センターさんと白山のコレット第2スタジオさん、そして牛津でも会場を借りてレッスンをしています。
 
―そもそもベリーダンスってどんなダンス?

一般的には世界最古のダンスだと言われていますが、個人的には、女性が健康になるし、心も落ち着くし、音楽も素敵だし、日常を忘れられてリフレッシュできるダンスだなあっと感じています。魅力としては、ベリーダンスには「どうやって動かしているんだろう?」という動きが結構あるのですが、初めての方がそれを踊れたときの達成感は大きいと思います。動きを一つ一つ細かく説明しながら練習していくと、二・三か月後に「できたー」となるんです。骨盤まわりなど自分の身体を思い通りに動かせるようになると、腰のどこに力をいれて重いものを持てば怪我をしにくいとか、自分の体の力の入れどころがわかりやすくなります。あと背骨の傾きの調整や、柔軟性の面でも効果があったりします。
 
― 過去の街なかでのイベント出演について

イベントに出演するようになったのは、2007年か2008年頃からです。その頃は栄のくにまつりやエスプラッツ誕生祭といった夏まつりに、最初は生徒として出演していました。思い出に残っているステージはたくさんありますが、特に印象が強かったのは「銀天夜市」でのステージです。こじんまりした場所だったので緊張せず踊れたんですが、終わったあとにエジプトの留学生さんから「僕の国の曲が突然流れてきてびっくりしたし、あなたたちちゃんと踊れてたよ」と言っていただき、すごく嬉しかったのを憶えています。その後彼とはフェイスブックで繋がり、今もエジプトで流行っている曲などの情報をSNSを通じて教えていただいています。

 
― 練習の成果を発表する場は大事ですよね。コロナは大変ですが…

イベント出演に向けて教室のレッスンだけでなく、生徒さんそれぞれが自主練をしていくとモチベーションが上り、みんなの一体感もでます。あと生徒さん達がイベント出演前に準備している姿を見ると、皆さん本当に楽しそうなんです。私よりも年上のお姉さんが「どこの化粧品使っているの?」「そのラメかわいい!」とか女子高生みたいに楽しんでらっしゃるのが、可愛いと思うんです! 出演時のメイクは私が大学時代に美術を勉強していたというのもあって、骨格をすごく無視して中東人の顔をつくりこんでいきます。生徒さんはそれもすごく喜んでくれるので嬉しいですね。今はコロナでイベント自体が激減していますが、少しコロナが落ち着いた時にクローズドの動画撮影イベントを生徒さん自身で企画されたり、オンラインレッスンを頑張ったりと、コロナ禍でも皆さん明るく前向きに楽しんでらっしゃいます。
 
― 生徒さんの年代や参加理由について

今の生徒さんの数は20~30名くらいです。下は高校一年生からで、一番多い層が40代中盤の方々です。最近はまちゼミで骨盤トレーニングを実施したことが影響して、50、60代の方も増えて来ていて、「ベリーダンスは若い人しかできないと思っていました。でも踊っていいんですね!」と言われることも多くなりました。実は骨盤の中の筋肉をつかって、ここをこう動かしてというのは、年を重ねていく女性にとって効果的なんです。
 
ちなみに私が佐賀で踊り始めたのは20代後半から30代前半の頃です。なんか夏まつりで踊っているのを見かけたなあっていう人は、ベリーダンスが「若い女の子が5,6人で踊っているダンス」というイメージが強いかもしれません。でもお腹が隠れる上品な民族衣装がありますし、マダムチームのお許しもでたら、コロナ明けにイベント出演ができたらなと思います。このぐらいの年代の女性も普通に踊れるダンスなんだね!というのを、佐賀の方にもっと知ってもらいたいなと思っています。だってエジプトでもある有名なトップダンサーは60代の方なんですよ!
 
生徒さんが参加される理由は様々です。心が落ち着くからという理由で参加される方、運動不足を解消したい方、単にエジプトが好きだからという方、色気や妖艶さを身につけたいという方、産後のからだの不調を治したいという方などいろいろ。あとイベントで踊りたいという方もいれば、人前では踊りたくないという方もいます。世間話をしながら、それぞれの目的に応じて接しています。初めての方でも丁寧にお教えしますので、興味のある女性は是非お問合せください!
(聞き手 庄野 雄輔)
 
[INFORMATION]
ザハラベリーダンススタジオ
☎ 090-4581-4440
●mail:zahara.belly@gmail.com
https://www.instagram.com/yoko.zaharabelly/ 

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市民ライタープロフィール

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氏名:庄野 雄輔

街なかの愛の伝道師&街なかかわらばん佐賀の編集長

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