街なかかわらばん佐賀

餃子に熱意を込めて〜時代に柔軟に対応する老舗餃子店〜【ぎょぅざ屋】

2024年9月10日


写真は焼きぎょうざ5個と水ぎょうざ5個の「5・5定食」 税込780円

写真は焼きぎょうざ5個と水ぎょうざ5個の「5・5定食」 税込780円

一人で来店されるお客さんは結構多いとか。カウンターでゆっくり!

一人で来店されるお客さんは結構多いとか。カウンターでゆっくり!

店主・加藤さんの想いが凝縮された格言

店主・加藤さんの想いが凝縮された格言

「たかがぎょうざ、されどぎょうざ」。店先の看板に込められた店主・加藤均さんの餃子に対する熱い想い。1952年に開業し「ぎょぅざ屋」は加藤さんで2代目。近隣商店街の衰退に伴って、それまでお客さんの買い物の「ついで」で来店されるお店から、「ぎょうざのため」に来店してもらえるお店を目指し、今日まで餃子と向き合い続けてきました。
 
こだわりについて尋ねると、「こだわりがないことがこだわり」と加藤さん。その言葉の裏には、ひとつの作り方に固執せず、流れゆく時代の変化に柔軟に対応しようとする姿勢があります。餃子に丁寧に向き合い、様々な食材の相性や組み合わせによる味の変化、要因を調べ、研究していく加藤さんの姿は一貫しており、日々提供される美味しい餃子に反映されているのです。
 
ぎょうざ定食(焼きぎょうざ10個もしくはすいぎょうざ10個、ライス、スープ※焼のみ、季節のフルーツ)は税込750円とリーズナブル。プラス30円で焼き餃子と水餃子の割合を好みで選べます。餃子やスープなど提供される料理はほぼ無添加。中の具材は黒豚背脂を使用し、季節によって白菜やキャベツなど分量を変えています。また、青森産のニンニクを十数時間煮込むことで、匂わない餃子を実現しています。
 
連日お客さんで賑わう「ぎょぅざ屋」ですが、1人客は女性の割合が多いそう。テーブル席や座敷席のほかに、カウンター席が4席用意されています。カウンターの端にはシナモン、山椒、赤酢など多くの調味料が準備されているので、自分好みに味変を楽しめます。キッチンに向き合う形のカウンター席ですが、加藤さんはお客さんが餃子を存分に味わえるよう、できるだけ干渉しないようにしているそうです。
 
日々新しい餃子を研究している加藤さん。ときおり季節限定メニューも登場します。オススメは竹炭を配合した黒皮と蓮根の餃子で、今秋再登場するかもしれないとのことです。進化を遂げながらも、一貫して美味しい餃子を届け続ける「ぎょぅざ屋」。ぜひ行ってみてください!
 
[INFORMATION]
ぎょぅざ屋 
☎0952-29-5585
●佐賀市呉服元町2-2
●営業時間/11:30~14:30、17:00~19:00
※夜営業は金、土、日曜、祝日のみ
●定休日/火曜
●駐車場/なし(ただし近隣駐車場のサービス券あり)
 

▲店主の加藤さん。お店の前で一枚
 

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市民ライタープロフィール

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氏名:中村 玲那

佐賀平野ですくすく育ちました。

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