街なかかわらばん佐賀

アパートの一室で、ZINEに触れる【編集工房edico よみかき室】

2022年11月14日


棚には様々なZINEや書籍等が並びます

棚には様々なZINEや書籍等が並びます

室内の様子。お気軽にどうぞ

室内の様子。お気軽にどうぞ

入り口の看板が目印です

入り口の看板が目印です

佐賀駅高架下の通り沿いにあるアパートの一室にそっと佇む、「編集工房edicoよみかき室」。ここは約20年間印刷物などの制作の仕事に携わってきた店主の高橋さんが開いた「読んだり、書いたり、つくったり」する場所です。入り口の暖簾をくぐると、まるで親しい友人のアパートに遊びに来たかのような居心地の良さを感じます。部屋中に蔵書や寄贈された本が並べられたり、積まれたり。自由に手に取って過ごせます。
 
見どころはZINE(ジン)という個人が制作した手づくりの本や雑誌。わたしが手に取った、作者の家のウーパールーパーを愛らしく描いた絵本『ブーウールー』。自然と笑顔になる温もりがありました。他にも未来の街を描いた小説『アンジュの未来』など、作家さんの想いが詰まったZINEに出会えますよ。
 
編集の仕事がしたいと悶々としていたころ『はじめての編集』でZINEという表現に出会い、編集を自由に楽しくやっていこうという気持ちになったと言う高橋さん。様々な経験を経て「よみかき室」に流れ着きました。そして、この場所はまだ「編集中」だといいます。作家さんとのおはなし会など色んな形を模索しているそうです。わたし自身、ここは誰かの居場所の一つになる素敵な場所だと感じました。
 
そんな高橋さんおすすめのグルメは、「トマトの湯むき」の季節の料理。ある日の一品はフーガスという木の葉型のパンの上に自家製のオイルサーディンが載っており、お酒がすすんだそう。店内には店主が読んできた本がどんと積まれており、本をお客さんとの話を楽しむために読んでいるという店主の考えにも惹かれたそうです。どちらもぜひ今度足を運んでみてはいかがでしょうか。
 
[INFORMATION]
編集工房edico よみかき室
☎070-5419-8683
●佐賀市神野東1丁目7-6 コーポさかもと1-B
●営業時間、定休日/不定(インスタグラムで確認)
●駐車場/なし
●インスタグラム @edico1b ※Wi-Fi利用可
 

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市民ライタープロフィール

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氏名:中村 玲那

佐賀平野ですくすく育ちました。

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