街なかかわらばん佐賀

毎日開催! 参加費無料! 維新博メイン会場~柳町の面白ツアー

2018年7月14日


歴史的エピソードを紹介してくれたり、偶然出会った人から突然話しかけられて楽しくおしゃべりしたり・・

歴史的エピソードを紹介してくれたり、偶然出会った人から突然話しかけられて楽しくおしゃべりしたり・・

佐賀のお城下ナイトウォークツアーの一コマ

佐賀のお城下ナイトウォークツアーの一コマ

まちあるきを企画した桜井篤プロデューサー

まちあるきを企画した桜井篤プロデューサー

肥前さが幕末維新博覧会の10ヶ月間、毎日開催されている「八賢人とまちあるき」。これは佐賀の八賢人の一人がそれぞれ日替わりで、維新博メイン会場〜リアル弘道館間を案内する企画です。体験取材したこの日は、佐賀藩第十代藩主 鍋島直正公に案内して頂きました。街なかのスポットや建造物などに隠されたエピソードも聞くことができ、歴史に詳しくない人でも楽しく参加できます。徒歩で回るからこその交流やハプニングもまた新鮮です。
 
『なおまさ〜!!』、横断歩道の信号待ちの際、通る車から子どもの声援が!
『サムライ?刀は?』、観光中の外国人も興味津々です。
『一緒に写真いいですか?』、子連れのママさんと、嬉しそうな男の子。
 
この日は、一緒に回った子ども達の知識に驚きました。聞けば4年生だそうですが、お濠の長さや鍋島藩の家紋の由来まで得意満面に語る姿に、参加した大人全員、すっかり話に聞き入ってしまいました。すると佐嘉神社の前で、直正公から興味深いエピソードの紹介が。「佐嘉神社は、鍋島直正と息子の直大が祀られています。神社からよく大砲の音がしますよね? 神事に大砲が使われているんです。いかに直正が技術開発に熱意を持って取り組んでいたか、よく表していますね」。結局、維新博のメイン会場から松原神社、呉服元町、柳町をみんなでワイワイと歩く30分はとても楽しく、本当にあっという間に過ぎていきました。
 
そして今回、この企画の経緯と想いを桜井篤プロデューサーから直接聞くことが出来ました。「“八賢人のまちあるき”の原点は、2010年春から2年間実施された夜のまちあるき企画“佐賀のお城下ナイトウォークツアー”です。このツアーで初めて八賢人を演出に組み込み、河童や恵比須、佐賀の歴史や伝説なども織り交ぜながら佐賀の魅力を伝え、とても高い満足度を獲得しました。その後本丸歴史館で毎週日曜に「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」の寸劇を始めるようになり、現在まで継続。それらの活動が背景にあり、維新博開催と併せて今回のまちあるきがスタートしたんです。維新博ではメイン会場から柳町まで、若干距離がありますよね。この距離を自然や建造物にもスポットを当てながらナビゲートすることで、歴史的な面だけでなく、多方面から佐賀を楽しめるようにと思っています。徒歩で回るからこその出会いや人との交流は、特に県外の方にとっては貴重な思い出になりますよね。維新博だからもっと何か新しい魅力を、というより、今あるものをいかに魅力的に外に伝えていくか、ということも意識しています」。
 
郷土愛は知識を詰め込むものではなく、先ずは身近なところから「素敵!」「面白い!」「好き!」と、人に話したくなることを発見していくことなんだと思います。まち歩きをしたあとは、「佐賀さいこう!」ときっと言いたくなるでしょう。一人で、グループで、夫婦で、家族で、何度でも参加することをぜひオススメします!
 

 

 
[INFORMATION]
八賢人とまちあるき
●企画/一般社団法人魅力発掘プロデュース協会
●主催・問合せ先/佐賀県維新博運営本部(☎0952-37-0181)

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市民ライタープロフィール

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氏名:清家 麻衣子

大分→佐賀カフェ好きライター

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