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足にやさしい靴を知り尽くす靴職人がいる店

2017年3月15日


幼児の靴の選び方や、子どもの靴を長く使うとっておきの方法など、子どもの靴の相談も受け付けています。

幼児の靴の選び方や、子どもの靴を長く使うとっておきの方法など、子どもの靴の相談も受け付けています。

紳士用の特別オーダー革靴は、鶴さんオススメの品質のもので3万5,000円~。履きやすさも抜群です。

紳士用の特別オーダー革靴は、鶴さんオススメの品質のもので3万5,000円~。履きやすさも抜群です。

革製品の修理道具の一部。色の修理に使う材料だけでも、こんなに揃えています。

革製品の修理道具の一部。色の修理に使う材料だけでも、こんなに揃えています。

創業71年の老舗靴店。店の冠である「足の科学館」の由来は、2代目でこの道52年の店主、鶴洋さんのモットー“足は第2の心臓です”にあります。「店ではメンズ22.5㎝~30.0㎝、レディース21.0㎝~27.0㎝のサイズを取り扱い、それ以外のサイズの靴も必要とあればメーカーに直接オーダーすることもありますよ」。
 
鶴さんは、「靴の選び方を誤ると、健康を損なう」という考えのもと、お客さんの足に合った靴を提案し続けています。また外反母趾やリウマチによる足の変形など、トラブルを抱えた人の靴選びも得意とし、靴の知識は「お客さんの靴のサイズや足の状態は、聞かなくても見れば分かる」というほどです。そんな鶴さんにメーカーも絶対の信頼を置き、ツルヤだからこその品ぞろえが実現しているそう。中でもアシックスに関しては、33年前に第1号特約店となって以来、なかなか手に入りにくいオリジナルブランド商品を扱っています。そのほか、1964年の東京オリンピック時に選手団が履いたアシックス製のオリジナルシューズも販売されています。
 

「とにかく靴が好きでたまらない」という鶴さんは、家業を継がなければグラフィックデザインの道に進みたかったという芸術肌な方。そのセンスは靴屋の仕事でも発揮され、販売にとどまらず自ら手掛けたデザインの靴をメーカーに作ってもらうなど、お客さんにより合った靴を提供するためにこだわり続けます。また、手先の器用さを生かして、靴だけでなくバッグやジャケット等の革製品のキズ・色あせ等の修理まで手掛けています。
 
鶴さんの靴の修理は、元の状態に戻すだけではありません。靴底のすり減りから体のバランスを判断し、高さの調節もやってもらえるのです。色あせの修理も、塗装用の絵の具までを用いて色を作り、100~200回も薄塗りを重ねることで、元の色合いを再現します。部分染め直し1,500円~、一足染め直し2,500~6,000円(ハーフ・ロングブーツは別料金)という良心的な価格にも驚きです。そんな鶴さんの職人技に信頼を寄せるファンは県内外にたくさんいます。驚くことに、それらの知識・技能はすべて独学で得たものなのだそう。
 
「好きだからこその追求ですね」。本を読み漁ったり各メーカーを頻繁に回ったりして、知識を深め続ける鶴さん。自ら修理し、靴の構造から理解しているからこそ、履き心地はもちろん体にやさしい靴を見出し、お客さんに紹介し続けているのです。「お客さんには靴のことをもっと勉強してほしいですね。特に、足の骨の多くが軟骨で成り立つ子どもの靴選びは慎重になってもらいたいです」。靴の本質を知り尽くす鶴さんに、ぴったりの靴を選んでもらいませんか?
【市民ライター 田村史子】

 

<かっぱカレッジでも講師に!>

また、昨年の3/6(日)には、定期的にシアターシエマで開催されている「かっぱカレッジ」の講師も務めた鶴さん。テーマは「健康にいい靴選び 」講座でした。前半は足と健康の密接な関係のお話、そして後半はプロの靴磨きの技を参加者にレクチャーされました。

●かっぱカレッジ ●HP/http://kappacollege.com/

[INFORMATION]
足の科学館 シューズ ツルヤ

☎0952-23-4556

●佐賀市呉服元町7-41

●営業時間/9:30~19:00

●定休日/元日のみ

●駐車場/元町セントラル・セイワパーク・松原セントラルPサービス券あり

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