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「佐賀の財産」クリークを活かして豊かな街づくりを

2016年5月17日


野越の堰(勧興小と成章中の間にある堰)に仮設された船着き場。建築士会の指導のもと、市民の手でDIY。

野越の堰(勧興小と成章中の間にある堰)に仮設された船着き場。建築士会の指導のもと、市民の手でDIY。

童心に返り思わず笑顔に。

童心に返り思わず笑顔に。

お濠でも見かける和船。ゆったりと進みます。

お濠でも見かける和船。ゆったりと進みます。

クリークの歴史は古く、江戸時代にまで遡ります。現代のように道路や物流システムが発達していなかった当時、この街は水運で栄えていました。時は経ちそのすべては残っていないものの、それでもクリークは今なお佐賀の街なかを網の目のように巡っています。この佐賀ならではの財産に着目し、豊かな街づくりに役立てて行こうと活動を始めた人たち、それが「さがクリークネット」。2015年夏、船着場づくりワークショップと川下りフィールドワークを開催。その時の主催であった佐賀市街なか再生会議をはじめ、(一社)佐賀県建築士会、NPO法人みなくるSAGA、佐賀大学大串研究室が主要メンバーとなり、クリーク環境の整備や調査、川下りイベントなどの活動を推進。その取り組みの志が評価され、2015年「第5回佐賀の木・家・まちづくり賞」を受賞しました。

 

見慣れた街の新しい魅力を再発見

 

「最初、クリークの中に入ろうと言い出したときは、ずいぶん驚かれましたね。『えっ、本当に入るの? 汚かよ?!』と(笑)。でも、実際にクリークに浮かべた船やカヤックに乗ってみてもらうと、その意見はすっかり変わりました。」と、主要メンバーのひとりである川崎康広さんは言います。「観光地などの大きな川で船に乗ったことがある人は多いと思いますが、佐賀のクリークはそれと比べるとうんと狭いし橋も低い。だから、探検しているようなワクワク感がすごくあるんです」。いつも何気なく過ごしている街でそんなエキサイティングな体験ができるなんて! 実際に参加した人も「楽しかった!」「次はいつあるんですか?!」とハマる人続出とか。船やカヤックに乗ることで楽しめるのは、川下りそのものだけではありません。「クリークの中から見上げる街は、いつもと全然違います。想像以上の美しさに驚きますよ」と川崎さん。見慣れた景色を違った角度から眺めることで新しい発見があったり、川辺の花々など歩いているときには目に入らないものに気付くことができたり。そう、クリークの中に降り立つことは、いつもの街の知らなかった魅力を見つけることに繋がるのですね。

 

街づくりは市民みんなが主役

 

今後クリーク活動をどのように発展させていきたいですか? と川崎さんに聞くと、「例えば中央大通り近くに船着場とカヤック倉庫を作って誰でも乗れるようにするとか、船でアクセスするレストランを作るとか。川沿いの白壁に映画をうつして水上ビアガーデンはどう? なんて声も出ていました」。楽しいアイディアがどんどん飛び出します。「とにかく、やりたい人が集まってやりたいことを楽しくやろう! と考えているんです。誰かにしてもらうのではなく、自分たちが望むかたちを自分たちで作り上げていく、それが本当の街づくりだと思います。例えば実際に今、裏十間川のわいわい!!コンテナ2から森永家住宅界隈を活用する動きがスタートしていますよ」。街づくりは、みんなが主役。市民参加型の活動が、クリークを中心にますます盛り上がっていきそうですね。【市民ライター北村朱里】

 

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〔INFORMATION〕
さがクリークネット

●メンバー /街のみなさん、(一社)佐賀県建築士会、NPO法人みなくるSAGA、佐賀大学大串研究室、佐賀市街なか再生会議)

●活動に関する問い合わせは「さがクリークネット」のフェイスブックページにメッセージにて連絡を。https://www.facebook.com/sagacreeknet/timeline

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記者プロフィール

北村 朱里

氏名:北村 朱里

移住フロム北海道 8年目です!

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